こんにちは。Manahau Dogのきむらです。
今日も、最近読んだ
生き心地の良い町
から、犬のトレーニングに参考になることをご紹介。
昨日のエントリーを読まれてない方は
こちらから。
海部町には色々な人がいてもよい。っという風土があると
ご紹介しまいた。
色々な人がいると、いじめに発展しづらいという利点があるそうです。
著者は以前から”いじめ”のメカニズムにも関心があったそうです。
いじめのあった集団Aでは、ある個人に対する噂や批判が話題になると
その場に居合わせた者たちがこぞって話の輪に加わり一気に盛り上がっていた。
いじめのない集団Bでも、他者の噂や評判はたびたび話題になる。
ただし、集団Bではエスカレートの度合いが違う。
話題に対して、関心を示さないものや、「自分は違う印象をもった」と論を唱えるものや、はたまた、場の空気を無視して話題を全く別の方法へ変えてしまう者がいた。
つまり、話題に水を差す、KYな人がその集団にいるそうです。
話題も極度にエスカレートせずに、いじめにもつながらにということらしい。
著者はその人達をスイッチを切る人(流れを変える人)という意味で
「スイッチャー」っと呼んでいる。
うん! 大変興味がある話です。
犬にやって欲しくない行動の修正いわゆる、問題行動の修正トレーニングにも、
飼い主さんがこのスイッチャーになれるか、なれないかが
トレーニングが上手く進むか、進まないかの違いと言ってもいいかもしれません。
問題行動を持つ犬の飼い主さんの殆どが、スイッチャーになれていません。
トレーニングする上で僕がよく言うのは、
「犬の行動に反応するのではなく、対応してください」っといいます。
スイッチャーになれていない人は、犬の行動に反応してしまっています。
犬の吠えにお困りの方は犬が吠えると
「こら!駄目じゃない! 静かにしなさい!」っと反応してしまっています。
リードを引っ張る犬に対し
「もう! やめてよ! 引っ張らないで!」っとムキになって引っ張り返したり。
これでは、犬と同じ土俵に立ち、その行動に油を注いでいるようなもの。
この場合、飼い主さんに求められているのは”スイッチャー”になること。
「はいはい。 そんなのいいから、ここに来なさい。」とか
「え? そっち? 私はこっちに行くけど」など
場の雰囲気を完全無視してKYになること。
犬にとってみれば
「え?まじっすか!? 宅配便の人がすごく気になるですけど・・ 今ですか?」
「えーー!? 前からちょっと気になる人が来てるですけど・・・」
このようなKYな行動をとれる人(犬の行動に引っ張られてない人)は
大体の方がその事態を冷静に見れていおり、
”反応”ではなく対応ができるようになってきます。
問題行動の修正にはスイッチャーになることが大切です。
つづく
今日の教訓
犬にとってKYな飼い主でもいい!
むしろそっちのほうがいい。