こんにちは。ManahauDogのきむらです。
今日はコラム
しつけで各お家に訪問しているですが、いたずらっ子の犬を飼っている飼い主さんはよくこんな事を言います。
「この子は悪いってことは分かってるんですけど・・・・」
ん〜〜 分かってないですよ! 反省しているように見える行動はただ単に、その場を切り抜けようとする行動に過ぎません。
そんな犬の気持ちは僕にはよく分かります。
なぜなら、そんな犬たちと同じ状況に僕も追い込まれたことがあるからです。
それは僕が小学校5年か6年の頃でしょうか。小学校には掃除の時間があると思いますが、僕たちのクラスは
6人1班で各所を掃除していました。 僕の班は音楽室か視聴覚室の掃除の番で近くに先生はいませんでした。
僕を含む男子3人は掃除の時間になると、掃除なんか放ったらかしでほうきやら何やらで遊んでいました。
いわゆる、典型的な糞ガキどもです。
お掃除はその他女子3人がやっていましたが、ある日ついに女子サイドがキレて担任に言いつけました。
その日の放課後 担任に呼び出された6人。 担任からは
「どうして掃除をちゃんとやらないのか?」と男子3人は問い詰められます。
「掃除をやりたくないから」「遊びたいから」に決っているのですが、そんな素直な答えを言うと
火に油を注ぐと子供ながらに分かっていましたので沈黙が続きます。
担任も「なぜ? なぜ?」と執拗に問いかけてきます。 もう、にっちもさっちも行かない感じです。
(あの人は何を言わせたかったのか未だにわかりませんが)
しばらくする、隣からヒック ヒックと男子サイドから泣き声が聞こえてきました。
そちらを見ると1人男子が泣いています。「え? 泣くのかよ」っと思っていましたがその後しばらく沈黙が続きました。
するともう1人がヒックヒックと泣き始めました。 「まじかよ・・・・」
泣いていないのは僕だけとなりました。
すると、担任は「この2人は泣いているので反省しているようだ」とか
訳の分からない事を言い始めました。 そんな担任をしばらく無視し、また膠着状態が続きます。
そして、僕は悟りました。 これは僕の泣き待ちだと。
涙を見せて、反省しているように見せるしかない。
そこからは自分との戦いです。
「涙よ 出てこい!」っと
子役ばりにすぐに涙は出てきませんでしたが、なんとか泣くことに成功!
「君も反省したか」っと担任。
なんとか解放してもらえることになりました。
もちろん反省などしていません。
どうしたら許してもらえるか、解放してもらえるかと状況判断して泣いただけで
「掃除中、遊んで本当にすみませんでした」なんてことは思っていませんでした。
(面倒なのでその後掃除はするように・・・少なくとも掃除しているポーズはしましたが)
一見、反省しているかのように見える犬たちも同様で、どうしたら飼い主が許してくれるか、
どうやったらその場を切り抜けられるかといった行動で反省などしていません。
なんで怒られているかすら分からない犬もいるでしょう。
「飼い主がなんか知らないけど、怒っているし機嫌悪そうだからお腹出しておくか」って子もいるでしょう。
犬はよくこちらの行動をよく観察しています。
「バレた!失敗した!」と思うことがあるとは思いますが
「ごめんなさい。 反省しています」ってことは思わない可能性が高いですね。
犬と話したことがないので、正確には分かりませんが悪いと思っていたら、そもそもやりませんからね・・・・
このことをよく覚えておき、対策を練りましょう。
今日の教訓
犬が怒られて反省する確率はかなり低い