こんにちは。ManahauDogのきむらです。
今日はコラム
まずはこんな研究をご紹介
イスラエルの刑務所において下される仮釈放の決定について学者さんが調査した。
1年で下された1000件以上の決定を分析したところ、あるパターンが浮かび上がってきた。
イスラエル系かアラブ系か 犯罪や判決の内容は関係なく
判事が決定した時間帯によって大きなばらつきがあったそうだ。
午前中の早い時間帯に審問を受けた受刑者は約70%が仮釈放を認められたのに対し
午後の遅い真偽の受刑者が釈放される確立はなんと10%にも満たなかった。
これは、判事に悪意があるわけではなく次々に判断を下すという作業を続け
「決断疲れ」が起こった結果ではないかと言う。
この「決断疲れ」 意外と犬のトレーニングでも起こりうる。
例えば、散歩中の引っ張りを改善しようという時も
「これは引っ張っているのか? これくらいは良いのか?」など、いちいち判断を迫られる。
甘噛する犬に対しても
「これくらいなら痛くないから甘噛ではない? いやいや 甘噛だ」と判断を迫られる。
引っ張る犬に関しては、その場その場で判断するのではなく
たるんでいるリードが一直線になったら引っ張り判定!
甘噛も痛いか痛くないかに関わらず、歯が肌に当たったら甘噛判定!
と、基準を決め機械的に判断すると決断疲れがおきづらい。
「しつけするのめんどくさいな〜」っということも防げる可能性もある。
もう既にしつけに疲れを感じている人は一度基準を決め、その基準に従えば、いちいちその場その場で判断しなくても住むようになる。
また、その場その場で決めていると基準が曖昧になり犬にも混乱をまねきやすいです。
しつけは基準を決め、決断疲れをおこさにようにしましょう。
今日の教訓
その場その場で判断しない。曖昧な基準は犬にも混乱をおこす。
参照:COURRiER Japon May 2017