こんにちは。Manahau Dogのきむらです。

今日はわんこのニュース
わんこの活躍の場がまた増えそうなニュースです。

ガンを探す犬など、科学的な機械よりも犬の能力が頼りになるという時もありますが
今回は糖尿病。

犬は低血糖症の初期症状を嗅ぎ分けることが出来る!

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っというお話。
糖尿病患者にとって犬は守り神になるかもしれません。 

糖尿病は命に関わる病気です。アメリカ、イギリスでは全人口の8%の人が糖尿病だと言われています。
糖尿病はインスリンが体の中でうまく作用しなくなったり、不足し
血糖値が上がってしまう病気で、治療しないと心臓へのダメージ、肝不全、失明など
色々な病気を引き起こします。

糖尿病の人は血糖値を下げるためにインスリンの摂取が不可欠です。

しかし、ただ単に血糖値を下げればいいという話ではなく
急激な血糖値の低下は、低血糖症を引き起こします。

低血糖症の症状は震えが出たり、うまく喋れなくなったり、意識を失ったり
死亡するケースもあります。

低血糖症の初期症状が出た時にの対処法は単純に血糖値をあげるために
砂糖が含まれた食物を食べればいいそうですが、問題なのは低血糖症の初期症状が出ない人。

糖尿病患者の4分の1の人が、この初期症状がわからないそうです。
そのため、定期的に血糖値を測定する必要があります。

寝ている時にも低血糖症におちいるケースもあり、常に気をつけなくてはいけません。
患者さんは低血糖症に対する怯えなど、精神的にも大きな負担になります。

生活の質や生活スタイルにも影響が出ます。

そこでブリストル大学の研究者は犬にその低血糖症の初期症状が探知できないかと実験を開始しました。
研究者は患者さんの汗や呼吸から、血糖値の変化を犬は嗅ぎ分けられると信じていました。 

実験には17頭の犬が参加しました。
(6頭のラブラドール、ゴールデンレトリバー 2頭のレトリバーの雑種、プードル、2頭のラブラドゥードル、コリーの雑種、コッカースパニエル、ヨークシャー・テリア)
(でも、全部足しても15頭にしかならないのですが・・・ 細かいことは気にしない!)

トレーニングはMedical Detection Dogsというところで行われました。

患者さんそれぞれの匂いを回収し、血糖値を嗅ぎ分ける練習をしました。
低血糖症になる危険の値を嗅ぎ分けるようトレーニングし、正解すると報酬を与えました。

低血糖症、初期症状の匂いを見つけた時のサインは、吠えたり、ジャンプしたり、見つめたりさせたそうです。
ある犬には、血糖値を計るキットを患者さんに持ってくるようにトレーニングされました。

実験に参加した糖尿病患者は5歳から66歳。
トレーニングされた犬と生活をしてからは、救急車を呼んだり、意識を失うことが減ったと
レポートを受けています。

何よりも大きな成果は犬といるとにより、低血糖症に恐れることなく安心して外に出たり
独立して生活が出来るようになったと言っています。

また、驚くことに数頭の犬はトレーニングを受けてないにもかかわらず
血糖値が上がり過ぎても教えてくれるようになったとか。

血糖値が高い、低いに限らずに”通常時とは違う”ということを自ら考えて
探知して行なったのでしょうか。

犬の能力は計り知れないですね。

研究が進み、より多くの糖尿病患者が犬の力を借りて
安心して生活できるようになるといいですね。

今日の教訓

犬は血糖値を嗅ぎ分けることが出来る! 

参考元

Psychology Today

厚生労働省 糖尿病ってどんな病気?

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