こんにちは。 Manahau Dogのきむらです。
今回のブログはリードシリーズ第三弾
たかがリード、されどリード2(Give and Takeの巻)をお送りします。
こんなにリードについて、熱く語るブログもないですよね(笑)
前回、長いリードを使う理由をご説明しました。
今日は
トレーニングする上で長いリードを使う理由
をご説明したいと思います。
「うちのわんこは引っ張るから長いリードなんて無理」
っとお思いの方も多いかと思います。
よくリードを手にグルグル巻きにして短いリードで
綱引きをするように引っ張り合いながらお散歩してる方 いますよね。
大変そうです・・・
そして、見るたびにどんどん短いリードに変わっている事もあります。
ですが僕のトレーニングでは引っ張る犬の飼い主さんも含め
皆さんに長いリードの使用をおすすめしてます。
なぜか? 前回、お話した通り「自由を与える為」です。
引っ張る犬を飼ってらっしゃる方は経験済みだと思いますが
と言うか”引っ張るわんこ”なので散歩の度にそうだと思いますが
引っ張る犬を引っぱり返すとさらに犬が引っ張ります。
(早口言葉みたいですね・・・)
オーエス! オーエス! 飼い主さんとわんこの力比べ
犬は力で制御されそうになると、さらにそれより強い力で
その制御を振り払おうとします。
人間も同じですよね。
そもそも、なんでわんこはリードを引っ張るか?
多くのわんこは自分が行きたい所に行く為に引っ張ります。
そして、多くはその目的は達成できてしまっています。
引っ張ることにより、目的が達成できているので
”引っ張るという行動”はどんどん強化されていきます。
行きたい所に行けたわんこ的には
『ふーー やったぜ! やっぱり努力すれば目標は達成できる! イェーイ イェーイ!」
間違った考え、行動が強化されてしまっています。
また、短いリードを使っていると物理的にも動ける範囲がもの凄く限られているので
わんこが少しひょっと横に動いただけで
「あー!! 引っ張ったーー! 引っ張ったーー!」っとなってしまいます。
ちょっと横に動いただけなのに・・・ ”これはえん罪です。”
動きが制限され、行きたい所に行けない場合
わんこ的な”努力”(人間的には間違った努力”ひっぱる”)が更に必要になってきます。
「目的が達成できないのは僕の(わんこ)努力が足りないからだ!」と・・・
well, you are wrong!
間違った”努力”を強化させない為にも長めのリードが有効です。
”えん罪の引っ張り”と”真の引っ張り” としっかり区別しなくてはいけません。
逆説のようですが、犬をコントーロルをするにはまず自由を与えなくてはいけません。
GIVE AND TAKE です。
力には力で対抗しない。戦わないトレーニングが有効です。
まとめ
犬をコントロールする為にはまず、犬に自由を与える。
その為に長めのリードを使用がおすすめ。
注1)「自由」=「やりたい放題」という意味ではありません。あくまで2mのリードの中での自由です。
引っ張らないでお散歩する練習、コントロールする練習をその範囲でしていきましょう!
注2)長いリードを使う事は解決手段ではないです。あくまで道具の話です。
引っ張る犬は2mのリードにしても多くの犬は2mの範囲を超えて引っ張ります。
長めのリードを使う事に慣れないと危険を伴う場合もあります。
引っ張り癖が強いわんこは特にトレーナーと一緒に練習していきましょう。