こんにちは Manahau Dogのきむらです。

今日はオーストラリアで牧場の警備員として働くわんこをご紹介。

オーストラリアで家畜を扱っている農夫達は野生の動物からの攻撃を守る為に
”ガードドッグ”を使っているようです。広大ですからね。人間だけじゃ守りきれないですよね。

一般的に一番使われている犬種は マレンマ・シープドッグという犬種。
僕はこの犬種のことをよく知らないですけど、イタリア産の犬種らしいです。

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グレートピレネーズに似ていますが、ピレよりは少し小さいみたいです。

トレーニングが済んで、一回ガードドッグとして”野に放たれる”と 家畜達と共に暮らし、
人間とはほとんど会わないそうです。ほぼ野生ですね(笑)

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いっちょ前のガードドッグになる為には3年かかるようです。
トレーニングの一つとして大切なのは、家畜達と絆を築く事。
家畜達を仲間として意識するようになれば、 仲間を脅威(野生動物)
から守るようになるという事のようです。

にわとり達とお戯れ中? かわゆす!

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仲いいのはいいけど、そこは牛さんの水飲みだと思うよ・・・

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広大な土地、大きな群れ全体を守る為に高台に上って見守る事もあるとか。 あったまいい!!

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マレンマ・シープドッグ君達、見かけは優しそうですが脅威が迫ると攻撃的になるとか。
ガードドッグとして使用する犬は家庭犬としてのトレーニングはしないそうです。

そうですよね。 使役犬ですからね。
ニュージーランドでも多くの犬が牧場の仕事に従事していますが、 やはり、家庭犬とは全然別です。

でも、本来は見かけ通り、優しいので 家庭犬としても適しているようです。

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ガードドッグがいる場合、家畜の捕食者 ディンゴ、野生の犬 キツネは 全然近寄ってこないそうです。 
そのため、家畜を野生動物から守る方法として 昔からやっていた毒をもったり、
捕食者を銃で撃ったりという事しなくてよい。

と、 ガードドックの有効性を研究している研究者が言っていました。

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これは、野生動物、農夫 双方にいい結果ですね。

野生動物も不必要に命を落とさなくて済むし、
農業をやってる人にも家畜が食べられてしまう事が減りますからね。

仕事をしている犬達って本来の能力を十分に発揮して、
活き活き生きているように見えます。 家庭犬とは違った幸せを感じているでしょうね。

参考記事

BBC NATURE