こんにちは。Manahau Dogのきむらです。

ニュージーランドでは獣医師会と動物愛護団体により
犬の尻尾を切る断尾を法律で禁止にするよう訴えるキャンペーンを始めました。

Puppy jack russell N2

Jack russell no tail docking 2 N2

(ホットナイフで断尾されたジャックラッセル)

英国やオーストラリアなどをはじめ 世界では既に33カ国が法律より断尾することを禁止しています。

”私たちは人々に大臣にメールを送るよう呼びかけています”
っと話すのはニュージーランド獣医師会(NZVA)のウェインさん

”断尾は基本的にショードッグで行われています”

”私たち獣医師会の規定では、獣医師は獣医師として働くことを明記されています。
外見だけのために尻尾を切るのは私たちの倫理に反する”とウェインさん

”尻尾はコミュニケーションしたり、バランスをとるために必要です。
断尾する利益は犬にとって何一つない。断尾は苦痛を伴うことが科学的に証明されている” 
っと話すのはNZVA代表 レアさん 

(通常、断尾は生まれてから間もない内に行われます。
神経がまだ発達してないとされ、痛みは感じないという理由で無麻酔で行われます)

一方、ニュージーランド・ケネルクラブ(NZKC)は中立の立場をとっています。
メンバー同士の間でも意見が割れているとのこと。

”私たちは断尾をやりたい人は出来るようにしておいた方がよい
っというスタンス” っと語るのはNZKCのタシスさん 

断尾は残酷じゃないのか?という質問にタシスさんはこう答えています。

”子犬は神経が未発達のまま生まれてくることが科学的に証明されている。
早めに断尾を行えば、痛みは全くない”っと言っています。

ん?? 肯定派も反対派も「科学的に証明されている」と言っていますが
どちらが正しいのでしょうか??

”また、断尾を違法にすれば、闇で行う人も増える。
コントロールするためにも違法にするべきではない”とも言っています。

動物愛護先進国 ニュージーランドですが断尾に関しては
他の国に比べると遅れを取ってますね。

ヨーロッパを中心に多くの国で断尾、断耳は禁止になっています。

僕も基本的には断尾、断耳を禁止にするのは良い流れだと思います。
昔からの伝統、そういう犬種だからという理由だけで切られてしまうのはおかしいです。

確かに猟をする犬は怪我、感染症を防ぐために断尾は必要だったかもしれません。
しかし、それは抗生物質などが十分になかった大昔の話。今は意味がないと思います。

やはり犬にはコミュニケーションをしたり、バランスをとるために尻尾は必要だと思います。
また、不必要な苦痛を与えるのも間違っています。

日本では断尾、断耳を問題視したり、議題に上がること自体少ないです。
かなり遅れています。  

どんどん話し合い、禁止の方向に進めていくのが正しいと個人的には思います。

皆さんはどうお考えですか?

今日の教訓

NZでは獣医師会、愛護団体が断尾禁止法制化の為 キャンペーン中
日本でも考える必要あり!! 

参考元

TVNZ

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