こんにちは。Manahau Dogのきむらです。

今日は厄介な虫 ダニの話。

最近は本当に暖かくなり、散歩に出るのも気持ちがいいですね。
が、同時にダニの季節到来です。

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具体的には”いつ”ダニがつきやすいんだろう?っと疑問に思った研究者が
研究し、結果が発表されました。

そんな実験をおこなったのは獣医学部所属の
ジョージ・ドゥシェールさんとその仲間たち。

90頭の犬から700匹のダニが採取され、分析されました。
実験が行われたのはヨーロッパ・オーストリア東部

その地域には3種類のダニが生息してるそうです。

その中で一番多いのがマダニ。4月ー5月にかけて、それと9月がピーク
その期間に刺された犬が多かったようです。

他の種のピークは3月ー4月にかけて、もう一種は6月ー7月にかけてがピークの期間

一年を通してダニには気をつけなければいけないが
3月ー11月にかけて特に気をつけなけらばならないと結論付けていました。

うん 実験結果 結構普通!(笑)

あと、この実験ではダニの駆除剤、予防剤は効果があるのかということも調べました。

残念ながら実験結果では NO!

「うちはダニの駆除剤を使っているから安心?」
と思っている方も多いと思います。

ダニ駆除の薬をつけた犬と付けなかった犬では1日に刺されたダニの数に違いはなかったとのこと。

しかし、この実験結果に疑問を持った研究者の一人
Leschnikさんが調べたところ、飼い主は薬を正しく使っていなかったのではないかと指摘しています。

”薬の効果が低かったのは飼い主が薬の説明書通りに使っていなかったことに関係がある。
多くの飼い主はダニが見つかった後に使ったり、適切な頻度で使っていなかった”っと

”薬の効果を最大限に発揮させるには説明書通りに使うことが大切!”
とLeschnikさんは言っています。

つまり、正しく使っていればダニの駆除剤はある程度効果があるということですよね。
この記事には、その辺ははっきりと書いていませんでした。

ダニは多くの病気を媒介することが知られています。
今回の実験でもダニに刺されてしまった90頭の犬の血液を採取し、解析したところ
半分以上の犬から1つないし、それ以上の病原体、ウィルスが見つかったとのこと。

怖いですね。

それと、この実験の目的ではなかったのですが
ダニが付いた犬を調べていくうちに
”頭、肩、胸”の周辺につくことが多かったとのことです。

外から帰ってきたら、その辺を中心にチェックチェック!ですね

ダニは犬を飼っている人にとって本当に厄介な虫です。

しかし、ダニを必要以上に怖がってお出掛けを避けていたのではもったいないですよね。
お出掛けが楽しい季節です。
ダニをしっかりコントロールして、わんこと楽しく過ごしましょう!

今日の教訓

3月〜11月にかけて、ダニには要注意!
ダニの駆除剤は正しく使う!

参考記事

Science Daily

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