こんにちは。Manahau Dogのきむらです。

 

今日はある短い文章をご紹介

 

「ニーバーの祈り」と呼ばれる文章です。

アメリカの神学者ラインホルド・ニーバーが作者であるとされ、アルコール依存症や
薬物依存の治療施設などで使われることが多く有名になりました。 

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これがその文章

 

神よ
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。

変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
 

そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。

 

犬の性格や気質は生まれた後の環境が大きく関わりますが、
人間同様生まれ持った性質というものがあります。 

 

トレーニングさえすれば、全て解決できると勘違いする方もいますが
犬の生まれ持った気質、生まれた環境により生後数ヶ月で定着してしまった気質を変えるというのは難しいです。

 

反対にトレーニングすれば改善できるのに「これは生まれ持ったものだから・・・」っと問題行動や気になる行動があるにも関わらず諦めてしまう方もいます。

 

例えば、幼児期の社会化不足により犬が嫌いなワンちゃん、散歩などで犬に会う度に吠えるわんちゃんがいるとします。

 

トレーニングによって、”吠えなくする・改善する”ことは可能です。
しかし、一般的に思い描かえるような犬「犬とキャピキャピ遊ぶ」ようになるかというと難しい場合が多い。 

 

ニーバーの祈りというのは、犬のトレーニングそのものを表しています。
「変えられるものと、変えられないものを識別する」 しつけはまずそこから。

 

”変えられるもの・行動”は一生懸命、練習して改善する。

 

”変えられないもの”に対しては、受け入れて それと付き合う。 

 

トレーニングで全てを変えられる訳ではない。

 

今日の教訓

 

犬のしつけでも、変えられるものと変えられないものがある

 

参考:wikipedia  

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