こんにちは。Manahau Dogのきむらです。
今日はコラム
僕は時々、心理学や精神科医などの著書を読むことがある。
犬のトレーニングでも行動分析学という学問の考えをとりいれており、その学問は心理学に分類される。
興味と実益を兼ねて拝読している。
個人的には自閉症やうつ病などもとても興味深いジャンル。
幸いにも、僕自身が精神科医にお世話になることはまだないが
お医者さんの著書などを読むと、精神科医などが患者一人ひとりに掛けれる時間が限られており
十分に時間をとって治療などがしづらいシステムになっているそうです。
現状、短い時間で病状を判断し 薬を出すという治療になってしまうとのこと。
気分がすぐれなければ、薬を飲んで またジャンジャンバリバリ働いてくれということなのだろうか・・・
それは治療としては違いますよね。
仕事や生活環境、気分が優れない状況にあればそれをまず解決しなければ、薬で症状を抑えるだけでは根本的な解決には結びつかない。
しかし、お医者さんも根本的な治療は症状を薬で抑えるとこではないことがわかっていながら
それを許してくれない医療システムがあるようだ。
犬のしつけでも、トレーニングは特効薬的なものだと考えている人も少なくない。
トレーニングさえすれば、犬は言うことを聞くようになると思っている人もいる。
特効薬的なトレーニングもないことはないが、それは犬、人間双方に負担がかかる。
そして、それも根本的な解決にはならない。
まずは環境を整えることから始めていくべきで、
お散歩を行っていなかったら、お散歩を行く
犬との接し方が間違っていたら、それを改善していく。
短期間で犬の行動が変わっていくことは少ないがそれが根本的な解決の第一歩。
急がば回れ。
根本的な解決には時間がかかりますが、気長にやっていくといいでしょう。
今日の教訓
表面的より根本的なしつけ
参照: その島のひとたちは、ひとの話をきかない――精神科医、「自殺希少地域」を行く