こんにちは。 Manahau Dogのきむらです。
皆さんのわんこ達 してはいけないことをした時
反省したような顔をしませんか?
ニューヨーク バーナード・カレッジの研究者 ホロウィッツさんが
こんな実験をしました。
”犬は反省している顔や、すまなそうな態度をしている時、
果たして本当に反省しているのか?”
この実験には14頭と犬と飼い主が参加し、こんな実験をしました。
まず飼い主、わんこ共に部屋に入ります。
そして飼い主はおやつを置き、わんこに『これは食べてはいけません』と、言い残し
部屋を去ります。
しかし、飼い主が部屋を出ている間に、ホロウィッツさんはそのおやつを
一部のわんこに食べさせてしまします。
一方、部屋の外にいる飼い主さんは研究者よりこういわれます。
「あなたのわんこ 食べるなって言っていたおやつ 食べてましたよ!」
また、ある時は
「あなたのわんこ とってもいい子にしてました。おやつも食べませんでした。」
おやつを食べしまったわんこは戻ってきた飼い主さんに
反省した顔(態度)を見せたでしょうか?
食べなかったわんこは??
さて、実験結果。
反省顔を見せるわんこは、実際におやつを食べたかが少し関係したようです。
しかし、最も反省した態度を取ったわんこのパターンは
”わんこは従順におやつを食べてなかったにも関わらず
研究者により”食べた”と嘘の情報を教えられた飼い主が、
わんこのことを叱った時に最も反省した態度をとった。とのこと。
つまり、
食べてないのに叱られてしまったわんこが
最も反省した態度をとった
ということです。
これは問題です!!
やってもいない罪の自供を強要されたってことですね!
わんこ達はとんでもない実験に参加させられたもんですね(笑)
要は犬はおやつを食べたか、食べていないか関係なく
飼い主の態度に反応しているだけということが分かりました。
結論
わんこは反省した態度をとっても反省している訳ではない!
でも、これは前から分かっていたことです。
あえて実験してみたのでしょう。
反省顔は学習した行動です。
「なんかよく分かんないけど、とーちゃん かーちゃん 怒ってるな・・・
こんな顔してたら以前許してもらったら、またやってみるか」
っと言うことです。
また、実験から人はわんこの反省顔、すまなそうな態度を見ると
たとえ、わんこが何もしてなくても何か悪いことをしたのではないかと
思う傾向があるという実験結果がでました。
”家に帰ってくると、なぜかわんこは反省顔
何か悪いことをしたのではないかと飼い主さんは既に戦闘モード
そんな、飼い主を見て犬は更に反省顔。
でも、なにもおこってない”
って経験はありませんか?
無実なわんこを怒るのやめましょう!(笑)
犬は反省しません。と言うか、
理解していないのに無駄に怒っても仕方ありません。
反省してるように見えるはあなたが怒っている態度に反応してるだけ。
犬が「悪いことって分かっているはず」という、思い込みや勘違いなどは
トレーニングを行っていく上で妨げになります。
犬の感情を読み取る努力をするのではなく
起こっている『事実』、行動に目を向ける必要があります。
元々、怒ってトレーニングをする方法はおすすめしていませんが
今、怒っても直らない行動があるという方がいれば
怒る以外、別のアプローチをする必要があります。
反省している犬を見て(怒りに反応しているだけ)
トレーニングを行っている気持ちになっているだけではないですか?
冷静に事実確認から行っていきましょう!
BE COOL!
参考記事