こんにちは。Manahau Dogのきむらです。
皆さんはTEDを知っていますか?
毎年、色々な著名人 各分野で超優秀な著名人などを招いて、講演をしてもらう大規模なカンファレンスです。
インターネットでその講演を無料で見ることができます。
ほとんど英語で話していますが最近は日本語字幕付きも多く、有用な講演を多くみられると思います。
最近、ノーベル経済学賞の受賞経験がある 認知心理学者 ダニエル・カーネマンの講演をみました。
彼は「幸福」について講演しています。
ちょっと長いので要約すると
”経験”と”記憶”は別物であると。 実際経験した物ごとと、記憶では乖離していると言っています。
例えば、こんな人がいたそうです。
ある人が素晴らしい交響曲を聞いていました。 しかし、彼はその交響曲を気に入らなかったと言ったそうです。
というのも、曲の終わりに耳をつんざくような音が入っていたそうです。
彼は「曲が台無しになった」っと言いました。
実際、彼は曲の終わりの前 20分間その交響曲に聞き惚れていたにもかかわらず
曲の最後により、台無しになった記憶が残ったのです。
その物ごとをどう理解するか、認知するかで人の記憶というものが変わってくるっということでした。
バケーションでも楽しい1週間と楽しい2週間のバケーション
時間的には2倍ですが、楽しい思い出が2倍になることはなく、ほとんど同じだそうです。
結局は経験をどう記憶するか、どう感じたか、どう認知したかで変わってくるんですね。
面白い講演でした。
2代目 3代目のわんこを飼う人もこの”認知の罠”に引っかかる人が多くいます。
と言うかほとんど(笑)
「先代の子はあんなにいい子だったのに、この子は全然言うこと聞かない」っとか よく聞きます。
でも、その記憶って先代の子が成犬になって、もしくは歳をとって「わーーー!」っていう興奮がなくなった時の記憶から
始まってることが多い。 ゆっくり歩いて「あーお散歩楽しいわねー」って記憶が残っているようです。
でも、よくよく聞いてみると、この先代の子も仔犬時 大変だった思い出が出てきます。
仔犬を飼うってどの犬も大変なんです(笑) 認知の罠ですね。
よく人は「昔は良かった」なんて語る人もいますけど、これも罠の場合があると思います。
僕の記憶では昔の方が今より変な人いっぱいいたような気がします。
駄菓子屋なのに子供が嫌いで子供に切れるクソババー おば様とか
なにもしてないのに、やたらからんで来るクソジジー おじ様とか
けっこういましたよ。 変な人。 昔の方が良かったのかな〜・・・・
人間の記憶ってあてにならないですね。
いま飼っている犬としっかり向き合いましょう!
今日の教訓
記憶は事実と異なることがある
参考:TED