こんにちは。Manahau Dogのきむらです。
今日はコラム
先日、他県の方からこんな相談をメールで受けました。
”大型犬を飼っていて、散歩中の引っ張りに困っていて、気が休まる時がない。
怖がりで、人が近づいてくると威嚇し噛む恐れがある。 散歩をゆっくり楽しめるようにしたい”
とのご相談でした。
かなり遠方だったため、残念ですがカウンセリングはお断りをさせていただいたのですが
少しでも助けになればと思い1点だけアドバイスをさせていただきました。
そのアドバイスと言うのは
散歩時はジェントルリーダーを使うこと。
ジェントルリーダーとはこんな商品
今はEasy Walkという商品名になっているみたいですが同じものです。
写真:petsafe
口周辺にリードを付ける感じになります。
このリードを使うことにより女性が引いても大型犬でも力負けすることが殆どなくなります。
散歩での負担はかなり軽減されます。
ですので、ご相談者の方に
「使ってみてくださいね」っというメールを送ったら、すぐにお叱りのメールが返ってきました。
以前も他のトレーナーに問い合わせをしたことがあるようで、そのトレーナーはチョークチェーンをすすめたとのこと。
なぜトレーナーはすぐに道具に頼るのか。 その道具を使って散歩できるようになるのではなく
トレーニングをして上手に散歩をさせたいのだ。と
僕的には大型犬で引っ張りがあるということだったので早急に安全確保のためにもジェントルリーダーを
使ったら良いのではないかというつもりだったのだが、
「ジェントルリーダーを使えば楽に散歩できるよ。 完」 っと捉えてしまったようだった。
僕の説明不足、言葉足らずで勘違をさせてしまい申し訳ないことをした。
しかし、道具に頼ることは全然悪いことではない。
もちろん「道具を使う 完」ではない。 むしろそこから始まる。
大型犬で力負けし、犬と歩くだけでハラハラドキドキするようであれは、到底トレーニングなど出来ない。
道具に頼り、力負けしないようにするのは当然。
まずは自分の力でも犬をコントロール出来る安心感 自信が必要です。
そこから引っ張らない練習が始まるのです。
キッチンに入らないようしつけをしたいという方に「まず入り口にゲートをつけたらどうか?」 という提案をすると
「いや そういうことではない。 しつけでなんとかならないか?」っと言われることがある。
しつけはすぐに効果が出てくるものではなく、日々の練習が大切。
キッチンに入れたくない、危険っということであれば道具を使って物理的に遮断するということは
全然間違っていない。 むしろ、そこからトレーニングを始めれば良い。
キッチンに美味しいものがある。冒険する価値がある。っと気づかれる前に道具に頼ることは全然間違ってない。
しつけでなんでもかんでも解決することは難しい。
解決するためにもまずは道具に頼る時は頼る。 道具を賢く使う。
これがトレーニングのコツです。
今日の教訓
道具に頼るのは負けじゃない!賢く使う。