こんにちは。Manahau Dogのきむらです。
少し前ですか、こんな研究発表がありました。
犬が仰向けになるのは、服従を示しているわけではない。
カナダと南アフリカの大学の研究発表のよると
犬がお腹を見せる行為は防御の行動や、攻撃を放つための攻撃行動のように見られた、とのこと。
実験では一頭のメスの中型犬が33頭の異なる犬に会わせ、遊ぶ様子を観察した。
また遊んでいる様子が映っているYoutubeの動画を20本を分析した。
研究の共著者セルジオ氏はこう言っています。
「私たちは、私たちのサンプルで観察した犬たちの仰向けに寝転がる行動が、
服従を意味しないとわかって驚きました」
「このことから強く示唆されるのは、寝転がる姿勢が服従のサインとみていた今までの研究が、
飼い犬の普段の行動のなかで支配関係にある役割と、
特に遊んでいる時の支配関係の関連性について誇張しすぎていたのではないか、ということです」
知ってた! ね、だから言ってるでしょっという研究発表(笑)
しかし、このような実験がどんどん行われることはいいことです。
ただ、この研究は”遊びの中”だけの行動観察なので
「ボスが必要」「お腹を見せるのは服従行動」っという考えの人に突っ込まえる可能性もありますが
少なくとも、お腹を見せるのは服従行動のみではないという証拠にはなります。
「服従行動”のみ”ではない」じゃなく、服従行動ではないのですが
この実験からはそこまで証明することは難しいですね・・・
今だに、仔犬のトレーニングで力ずくで裏返して、お腹を出させて抑えこんだり
マズルコントロールと称し、口元を抑えることをする方法を紹介する人がいるようですが
無意味ですし、仔犬にストレスや恐怖心を与えるだけなのでやめましょう。
今日の教訓
お腹を見せるのは服従行動ではない。