こんにちは。Manahau Dogのきむらです。

日本中の皆が知っていると言っても過言ではない、童話といえば
「桃太郎」

桃太郎一行が悪い鬼をやっつけて「めでたし、めでたし」っというお話ですが
別の角度から見てみると全然めでたしではない話だと気づきます。

殺された鬼の子供から見たこうなります。

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”ボクのお父さんは、桃太郎というやつに殺されました”

これは昨年、日本新聞協会広告委員会が「しあわせ」をテーマにした実施した
「新聞広告クリエーティブコンテスト」で最優秀賞をとった作品。

作品名は「めでたし、めでたし?」

作者はこう説明しています。

ある人にとってしあわせと感じることでも、
別の人からみればそう思えないことがあります。

反対の立場に立ってみたら。ちょっと長いスパンで考えてみたら。
別の時代だったら。どの視点でその対象を捉えるかによって、
しあわせは変わるものだと考えました。

そこで、みんなが知っている有名な物語を元に、
当たり前に使われる「めでたし、めでたし。」が、異なる視点から見ればそう言えないのでは?
ということを表現しました。  

犬のトレーニングでは長い間、人間の価値観が犬に押し付けられていました。
犬は人間に従わなくてはいけない動物。

人間が嫌な行動は悪い行動。
多少の暴力は仕方ない。悪いことをしてるのは犬。

ぶっ飛ばして、悪い行動がでなくなりました。

めでたし、めでたし。

ん? 

めでたし、めでたし??

桃太郎と同じ構造ですね。
ぶっ飛ばされる犬からの目線が抜け落ちています。

犬には犬なりの事情があり、その行動を行っています。

どちらか一方だけが、”めでたし、めでたし”っとなるのではなく
人間側の要望、犬の立場も十分に考慮に入れながらトレーニングをしていくべき。

Manahau Dogでは犬も人間も楽しく生活できるようなトレーニングを
これからも行っていきたいと思います。

今日の教訓

犬も人間も楽しいトレーニングで楽しい生活!
めでたし、めでたし!! 

参考:日本新聞協会

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