こんにちは。Manahau Dogのきむらです。
今日はわんこの研究のニュース
先日こんな研究結果がイギリス サリー大学によって発表されました。
キリア奇形は犬の頭蓋骨と脳の形が影響する。
この病気が一般的になってしまった原因は、”スタンダード”に沿って犬を選別し繁殖した結果、
このような影響に至っている。とのこと。
キリア奇形とは脳の奇形
ブリュッセル・グリフォン、キャバリア、チワワ＆その犬種達のミックスなど
トイドッグ種に多く見られる病気です。
激しい頭痛 歩行障害 麻痺の原因になります。
この病気を持ったキャバリアの映像で見た事がありますが
激しい頭痛でのたうち回り とても悲惨な状態でした。
結局、その子は安楽死させられました。
この病気はよくこのように説明されます。
「大きな足を小さな靴に詰め込むようなもの。」
とても大きな痛みを伴うことが容易に想像できます。
今回の研究は155頭のブリュッセル・グリフォンの脳、頭蓋骨、脊髄の大きさを図り
キリア奇形と診断されている子は普通の子に比べ、前額部（額）が高い事が分かりました。
それにより脳の形を変えてしまう事が影響し、
小脳が脳の下に押されてしうことが原因ではないかということでした。
”次のステップはその他の犬種にもこのテクニックを適用し
高度にスクリーニング検査を行い病気の早期発見やリスクの発見に役立てたい”
っと研究者は語ります。
またこの研究者はこのように言っています。
”私達はブリーダーと協力して、繁殖に使う犬等のアドバイスを行いたい。
しかし、健康よりも”見かけ”にこだわるブリーダーが多い。”
”犬が欲しい人は、犬の健康を第一に考え、スクリーニング検査などしっかり行い
健康な子犬を目指して交配する責任あるブリーダーからのみ犬を買うべき”っと
その通り！！
ブリーダーの選別はとても重要です！
このような遺伝病は研究者により、病気によっては
徐々に避けることが出来る病気になりつつあります。
責任あるブリーダー、業界関係者と連携し、
ますます健康的な犬が生まれるよう頑張って研究を続けてほしいですね。
今日の教訓
キリア奇形はスクリーニングにより避けられる可能性が向上！
