こんにちは。Manahau Dogのきむらです。
今日はトレーニングの話。
皆さん わんこにご飯をあげる時、お座り待ての指示は出しますか?
クライアントさんとお話をさせていただく時に
この練習は必要かと聞かれることもあるのですが
結論から言うと
”必要ない”です。
結構皆さん、一生懸命に練習する方が多いですが
それは昔からの通説 「犬にはボスが必要」
ボスになるためには食物をコントロールしなくてはならない。
という”説”から来ているものだと思います。
犬にボスは必要ありません。
更にある方は
「犬がヨダレがぼたぼた落ちるまで待たせなさい」と
教わったことがあると仰っていました。
もうこれは、罰ゲーム。
美味しいご飯を目の前にずーーっと待たせるなんて罰ゲーム以外にありえません。
犬はなんのゲームに負けたか知りませんが・・・
もし、ご飯を待たす行為を”待て”のトレーニングという意味で行なっているのであれば
練習量は少なすぎます。 ご飯は子犬でも最大3回 一日に3回しか出来ません。
それではトレーニングとして全然機能しません。
また、そうやってトレーニングをするのであれば、言うことを聞いて欲しい時は
ご飯の器が必要です。
普段、ご飯の器は持ち歩きますか?
ご飯が入った器を持つシチュエーションはご飯をあげる以外でありますか?
ご飯を前にしてではないと出来ないのであれば
日常生活では全然役に立ちません。
ご飯を目の前にして興奮してしまうわんこは落ち着かせるために
お座り等必要な場合もあるかもしれませんが
トレーニングという意味でのご飯前の”待て”は必要ありません。
マナーという意味でやらすのは自由ですが。
また、食べる順番も僕はこだわりません。
「わんこのご飯は人間の後」っと決めることも必要ありません。
今日の教訓
ご飯の待てはトレーニングという意味では必要ない。