こんにちは。Manahau Dogのきむらです。
今日はわんこの食べ物の話。
先日、こんなエントリーを書きました。
今日はその続き。
わんこが食べてはいけない食べ物として
あまり知られていない食べ物、物質がまだあります。
それはキシリトール
甘味料として使用されているキシリトール。
キシリトールと聞いて、ガムを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
また、甘味料なので甘いお菓子などにも使用されていることがあります。
私たちの周りに多くあるキシリトールですが
犬にとっては中毒症状を引き起こすことがわかっています。
人間には無毒ですが、犬の場合、血液中の糖を調節するインスリンが
キシリトールにより異常に放出され低血糖症を起こします。
症状としては
・意識の低下
・脱力
・昏睡
・痙攣
肝障害を起こすこともあります。
体重1kg に対してキシリトールを0.1gでも摂取してしまったら低血糖を疑ったほうがいいと
アメリカASPCAの医師は言います。
0.5g/kg以上であれば肝障害を起こす可能性があると言っています。
しかし、食べ物に含まれていたり、直接食べてしまったりと
摂取の方法、状況によって症状が出るかは変わるようです。
実際アメリカで起こってしまったケースとしては
・スタンダード・プードルがクッキーを5,6枚食べた
・スコティッシュ・テリアが30個のガムを食べた
・ラブラドール ミックスが450gのキシリトールパウダーを食べた
・ダルメシアンが8個のマフィンを食べた
2003〜2005年の間に
その他に4件 ASPCAでは中毒症状を起こした犬達を処置しています。
それらの犬達 8頭中5頭は肝不全の為、安楽死ないし死亡しました。
一般的に日本で売られているキシリトールガムには一粒に約0.6g
キシリトールが含まれているようです。
と言うことは、1kgくらいのチワワにはガム一粒で既に危険ということですね。
怖いですね。
中毒症状は殆どが30分以内で出るようですが
ガムを食べたケースだと12時間後に中毒症状が出た子もいるようです。
そして、症状は急激に悪くなるとレポートしています。
また、肝障害を起こした子のケースでは低血糖の症状はなくても
いきなり肝障害を起こす場合もあるそうです。
キシリトールを食べた可能性があれば、獣医さんに診てもらったほうがいいですね。
症状が出た場合は直ちに獣医さんに診てもらいましょう。
実際、普段私達が食べているものでも甘味料は何を使われているか
詳しく見てる方はどれだけいるのでしょうか。
なにげにテーブルに置いてある物が犬にとって毒だったりするかもしれません。
以前、紹介した食べ物 キシリトールに限らず
人間の食べ物は犬の届かないところに置くっと言うのは基本ですね。
楽しみにしていた物が盗み食いされる危険も減りますしね(笑)
今日の教訓
犬にとってキシリトールは毒!
参考文献
埼玉県獣医師会
ASPCA (PDF)
HealthyPet.com
東京予防歯科研究会