こんにちは。ManahauDogのきむらです。
今日はわんこの歴史
現在、世界各国でも柴犬や秋田犬などの和犬を飼う人が多くなってきています。
和犬独特の気性が人気の一つでもあるようです。
なかでも秋田犬はアメリカに渡った後、アメリカ独自に発展していったアメリカンアキタという犬種もいます。
日本の秋田犬とアメリカの”アキタ”は区別されてるようです。(各国のケネルクラブの規定で違いはあるようですが)
そんな、秋田犬ですがアメリカで初めて秋田犬を飼った人は
なんとヘレン・ケラーなんだそうです。
ヘレン・ケラーは日本でも有名なアメリカ人社会活動家
聴覚・視覚障害をもちながらも各国を訪れ社会福祉に影響を与えた人物です。
彼女は1937年に日本へも訪問しています。
その当時、秋田犬はアメリカでは知られていませんでしたが
ハチ公の物語を聞き、犬が大好きなヘレン・ケラーは秋田県へ訪れることにしました。
現地で秋田犬に会ったヘレンは秋田犬に感銘を受け
可能だったら飼いたいなっと言ったようです。
それを聞いた日本政府は現地の警察官を通し秋田犬のブリーダーに話を通してもらいました。
そしてヘレンに仔犬を贈ることにしました。
その仔犬に名付けられた名前が
神風 GO! ”Kamikaze-Go” と名付けられました。 ヘレンちゃんのセンス・・・・
ヘレンと共に16日間の船旅を経てアメリカへ渡りました。
神風GOはとても優しい犬でヘレンの側で暮らしていました。
アメリカの新聞でもヘレンは神風GOを紹介しています。
しかし、悲しいことに神風GOは長生きをすること無く8ヶ月で亡くなってしまいました。
ヘレンはその悲しい知らせを仲介してくれた警察官 小笠原さんへ手紙で知らせました。
日本政府もそれを知り、また秋田犬をヘレンに贈りたいと考えました。 (なんていい奴なんだ日本政府)
政府は小笠原さんに連絡をし、ブリーダーから秋田犬を譲り受けました。
そして、日本政府の公式な贈り物としてヘレンに仔犬を贈りました。
その子は剣山GO ”Kenzan-GO” と名付けれれました。 ヘレンちゃん・・・・
その当時、日本とアメリカの関係は悪化しており無事に届けられるか心配はありましたが
1939年7月 無事にヘレンの元へ剣山GOは渡りました。ニックネームはGOGOだそうです。
ヘレンの足元にいるのが剣山GOです。
戦争が終わり、多くの兵士が日本から秋田犬を連れて帰り
アメリカでも秋田犬が増えていったそうです。
その後アメリカケネルクラブでも正式な犬種として秋田犬が登録されたそうです。
それにしても、あのヘレン・ケラーが大型犬の秋田犬を飼っていたとはびっくり。
しかも、アメリカで初めて飼った人とは。
なかなか、面白い話でしたね。
今日の教訓
ヘレン・ケラーは秋田犬好き 命名センスは微妙・・・
出典元:Psychology Today