こんにちは。Manahau Dogのきむらです。
皆様はシルバーウィークは満喫しましたか?
今日から仕事という方もいると思いますが、先を見るともう週末! 頑張ってください。
さて、今日はしつけの話し。と言うか心理学
心理学のことばで「アンカリング」という言葉は知っていますか?
アンカリングとは最初に思いついた診断(アンカーポイント)に意識が囚われてしまい
それに矛盾するような情報が後から入ってきても、最初の思い込みを手放すことが出来ない状態のこと。
医師による病気の診断ミスもこのようなことで起こると言われている。
一度思いついた診断をなかなか手放せないことにで起こる。
犬にボスが必要っという定説もこのアンカーポイントになってしまい、色々とむちゃくちゃに犬の行動が解釈されてきた。
例えば、犬がドアを先に出るのは 飼い主をボスと認めていないからそのような行動が出るという
バカげた説明をされてきた。
人間の子供にこの行動を当てはめて考えると、普通に考えてそんなことにはならない。
子供が出かけるときに、楽しくて「お父さん お母さん 早く行こうよ!」っとドアを先に出ても
「子供が親の権威を狙っている! 親を尊重していない!」とは誰もが思わないだろう。
(犬にもオオカミにも、ボスが先に歩くというルールはない)
他にも犬がソファーやベッドに乗ってくるのは、自分がボスと思っているから・・・
お父さんがソファーに座っていて、子供が走り寄ってきて「僕もここ座る〜」っと言われてても
「なに! こいつは俺の親の座を狙ってる! けしからん」と解釈する人は皆無だと思われる。
犬も同様 ソファーやベッドに乗っていても、飼い主の地位を狙ってるとうことはない。
と言うか、飼い主の地位という言葉自体おかしなものだ。
このように、色んな事に対しボスが必要というアンカーポイントにより犬の行動が間違った解釈がされてきた。
犬に詳しいと思っている人に、その罠にハマりやすい。今だに本にそのようなことが書いてあることも多い。
一度、そのアンカリングを開放してあげる必要がある。
犬は家族。犬にボスは必要ない。
今日の教訓
アンカリングに気をつけよう!
参照文献:幸福優位7つの法則