こんにちは。Manahau Dogのきむらです。
今日はしつけの話
自分の犬を散歩させいると時々会う方いるのですが
その人も犬を連れていて、その犬はめっちゃ吠えます。
そして、こう言って毎回犬を叱っています。
「いつも吠えちゃダメって言ってるでしょ!」
「何回言ったら分かるの!」
これ、2つ 重大な過ちを犯しています。
それはなんでしょうか??
第一 犬は言葉を理解しない。
いや、その方も本気で犬が言葉を理解しないと分かっているんだと思いますが・・・
「馬の耳に念仏」とはよく言ったもので
「犬の耳にも念仏」 理解しないものをいくら言っても理解できません。
第二 改善しないのに同じことをやり続けている
何回言っても行動が改善しないことは飼い主さんも認識しているはず。
改善しないのに同じことをやり続けるのは工夫がなさすぎます。
分かってないから、やるのです。
これは子供の教育でも一緒だと思うのですが
「何回言ったら分かるの!」って子供達 よく叱られてますよね。
繰り返します。「分かってないから、やるのです」
例えば、食事中に飲み物などよくこぼしてしまう子いますよね。
こぼす度に
「気をつけなさいって言ってるでしょ!」
「何回言ったら分かるの!」っと怒らる。
気をつけることができないからこぼすのです。
それを「気をつけろ!気をつけろ!」っと結果だけ見て、怒ってもしかたがないのです。
その子によって違うでしょうけど、
恐らく僕の感覚、予想では、よく動かす利き手
お箸やスプーン、フォークを持つ利き手で引っ掛けてこぼしてしまうことが多いのではないでしょうか。
そこまで分かったのであれば、どうすればいいか。
利き手から対角の一番遠い所に飲み物を置けば、引っ掛けてこぼしてしまう確率はぐっと下がります。
こぼしたことに対して怒るのではなく
対角に飲み物を置く行動を強化してあげれば、こぼす回数もかなり減るでしょう。
対角においていなかったら
「◯◯ちゃん 飲み物はどこに置くんだっけ?」っと促し
褒めて強化してあげれば良い。
こうすることによって、気持よく楽しく食事が出来る。
改善しないのに、同じことを言い続けることは
伝える側の怠慢でもあることを覚えておく必要があると思う。
ただ、行動改善はすぐに結果が出なくてもやり続ける必要がある場合もある。
その辺は専門家に相談しながらやっていきましょう。
今日の教訓
何回も同じ過ちをするのは、伝える側の責任でもある。