こんにちは。Manahau Dogのきむらです。

今日は世界のびっくり犬ニュース。

脊髄を損傷したわんこが再び歩けるように。

そんな、奇跡なようなことが起こったのはイギリス。
ケンブリッジ大学の教授、研究チームがわんこの鼻の細胞を使用し
損傷した脊髄の再生に成功。歩行を可能にしました。

今現在、脊髄が一度損傷してしまうと修復、再生されることはなく
決定的な治療法も未だに見つかっていません。

しかし、今回の実験の成功により治療法の発見に大きな一歩ですね。

再び歩けるようなったわんこはダックスフンドのジェスパー君

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2008年に重度の脊髄損傷を受けてしまい、それから歩けなくなってしまいました。

ケンブリッジ大学の一つの研究室では鼻の細胞を使用して脊髄を再生させる
研究が進められており、今回その研究に参加したのがジェスパー。

ジェスパーは研究室以外の外部から初めてこの治療を受けたわんこの一人でした。

ジェスパーの鼻の細胞をとり、数週間研究室で培養された後
ジェスパーの脊髄に注射されました。

注射され6ヶ月後のジェスパー

お外でお散歩するジェスパー チャラーン!!

結果は信じられない程、大成功!! 

すごーーい。感動的ですよね。 

多少のつまずきはあるものの、ジェスパーは再び自らの足で歩けるように。

この実験には他に34頭のわんこが参加し、
23頭にはそれぞれ鼻の細胞が注射され、残りの11頭には足の細胞が注射されました。

鼻の細胞を注射された多くのわんこでは脊髄の再生、歩行の回復が見られましたが
足の細胞を注射されたわんこは1頭も回復を見ることは出来ませんでした。

やはり、鼻の細胞が回復の鍵だということが分かりました。

今回使われた細胞は

Olfactory ensheathing cells

日本語だと嗅神経鞘細胞(きゅうしんけいしょうさいぼう)というらしいです。

1985年には既にその細胞は発見されており
脊髄の再生に使えるのではないかと思い、研究が進められ
今回の実験に至ったそうです。

下の動画では教授が説明しています。

その細胞は鼻の神経が脳まで届かせる為に神経の成長を助ける働きを
するとか、どうとうか・・・・

だから、脊髄でも神経を成長、再生させる働きをするとか、どうとうか・・・・

あたくしのはそういう難しいことはよくわからないです(笑)

いつの日か、人間の治療も出来るようになるのではないかと教授は言っています。

今回の実験ではジェスパーが一番の回復を見せたんでしょうね。
脊髄は再生しないと言われているので、とても驚くべき結果です。

ジェスパーや実験に参加したわんこ達も頑張ってリハビリをしたことだと思います。

よく頑張りました!!

研究が進み、これらの治療方法が一般的になる日が早く来るといいですね。

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 参考記事

redobit

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