こんにちは。Manahau Dogのきむらです。
今日はトレーニングの話。
皆さんは車の運転しますか？
ちょっとミスをして、交通取り締まりを受け、
警察に捕まってしまった方もいるかと思います。
(↑ ちなみにこれ、ニュージーランドのパトカー）
一時停止しなくてはいけないところで、一時停止違反を取り締まる時に
よく警察官は物陰に隠れています。
「卑怯だ！」
「安全を確保するなら、しっかり一時停止線のところにいてルールをしっかり守るよう
促さなくては意味が無い」
っとおっしゃる方、感じている方もいると思います。
しかし、一見卑怯に見えるこの取り締まり方法、行動学的に言えばある程度正しいです。
警察がどこまで認識しているかはわかりませんが、
その日だけではなく、常日頃そこのルールを守って欲しくて取り締まりするなら、
隠れているのは正しい方法です。
警察が日々目に見える状態で監視していたら、いない時は取り締まりがない！
止まらなくてもOKって人が現れるからです。
なので、警官がいない時にもルールを守ってもらうには
警官が見えていては駄目なのです。
これはおやつを使ってトレーニングをするのと似ています。
おやつがある時にしか言うこと聞かないって方 いらっしゃると思いますが
それも警官の時と同様、持っているのが分かれば従い
もっていないとやらないっというふうになっているのです。
どうすればいいのか？
警察官の取り締まりと一緒でおやつを隠します。（でも、ある程度行動が定着してきたら）
目に見えなくても、手に持ってなくても指示に従ったらおやつが出てきたという体験をさせれば
犬とって、おやつが目に見えてることはさほど重要ではなくなり
「いつ出てくるか、いつ出てくるか」と期待をもって練習できます。
これがおやつがなくても出来るようにする練習に一歩です。
「はいはい おやつ上げるからお座りして」ではいつまでたっても
おやつなしで聞くようにはなりません。
今そこで止まっている人は、警察官をイメージして練習してみてください。
今日の教訓
交通取締りとトレーニングは似ているところがある。
