こんにちは。Manahau Dogのきむらです。

今日は犬雑学をご紹介。

犬は元々、働く犬、使役犬として大きく発展してきました。

例えば、テリア系は元々ネズミ駆除の為、レトリーバー系は狩りのお供として
進化してきました。

犬には色々な仕事がありますが、一昔変わった仕事をしていた犬がいます。
それは

肉を美味しく焼くのが仕事、ターンスピット!

どう言う事かというと、こちらの絵をご覧ください。

800px Turnspit Dog Working

写真上部にハムスターなどが運動するためのような車輪がありますが
そこに入ってお仕事しているのが ターンスピット

ターンスピットが回している車輪は暖炉の前のお肉に滑車を通してつながっています。
ターンスピットが動くとお肉も回ります。

お肉を焦がすこともなく、いい具合に火が入り、美味しく出来上がります。
そしてお肉を美味しく頂きます。人間が・・・

一所懸命クルクル回して調理したワンコの口には入りません。 
ちょっとくらい貰えたのかな〜

今だと倫理的にこの仕事を犬にやらせるのはどうなんでしょうかね・・・

犬種にそうとう詳しい人もターンスピットっという名を
聞いたことがある人は多くないと思います。
それもそのはず、とうの昔に絶滅しています。

っというのは、産業革命後 お肉焼き器が開発され
ターンスピットとのお仕事はなくなってしまいました。

お仕事がなくなれば、その犬種が絶滅してしまうとは
犬が仕事に従事して進化していったことを物語っていますね。

このターンスピットという犬は16世紀の中期頃の文献に登場します。
肉焼き器の機械は17世紀には発明されています。

ターンスピットが姿を消すのは19世紀。 
機械が発明されてからも約200年ものあいだ存在していました。

きっとターンスピットが好きな人がいたんでしょうね。
それか、単純に機械を買うお金がなかったか・・・・

前者の方がいたと信じたいですね。

見かけはこんなわんこ

Turnspitdog 1862

テリア種のようですが、見かけはダックスっぽいですね。

以上、犬の犬種雑学でした。

今日の教訓

16世紀には”肉を焼く”という仕事を与えられた犬がいた。

絵 参考:Wikipedia

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