こんにちは。Manahau Dogのきむらです。
今日は本のご紹介。犬と関係のある本をほとんど紹介したことはありませんが(笑)
今日も犬と直接関係ない本です。
皆さんは篠田桃紅さんという方をご存知ですか? 少し前、テレビにも出演することもあり
知っているかもしれませんが、100歳を超えた今でも現役でご活躍される芸術家の方です。
この方が出版された
一〇三歳になって分かったこと 人生は一人でも面白い
っという本を最近読みました。
(いつもの癖で表紙は捨ててしましました・・・)
とても興味深く、拝読しました。 そこで、今日は少し印象に残った部分をご紹介したいと思います。
死について
ー私には死生観がありません。
考えたところでしょうがないし、どうにもならない。
どうにかなるものについては、私も考えますが、人が生まれて死ぬことは、いくら人が考えても
わかることではありません。
ごもっとも!
加齢について。
歳をとって、だんだんと失っていくものがありますが、得るものもまったくないわけではありません。
こうして失っていうということも、歳をとらなければわからなかったことです。
めちゃめちゃポジティブ!!
最近「美魔女」と言葉あるようで歳を重ねられても若々しい人のことをいうようです。
若さを保つために努力をされているようで、それはそれで凄いと思いますが、個人的にはどうもその考えが合わない・・・
若い=素晴らしいって価値観にどうも抵抗がありますね。
歳についての考え方を語ってらっしゃる部分
歳相応という言葉がありますが、百歳を過ぎた私には、何をすることが歳相応なのかよくわかりません。
確かに! それまで生きる方はそう多くはないですからね。
これまで歳を基準に、ものごとを考えたことは一度もありません。
自分の生き方を年齢で判断する、これほど愚かな価値観はないと思っています。
特に年齢思想が強い日本。
もう何歳だからとか、よく言われることも多く、それにより色々制限してしまっている方も多いのではないでしょうか。
篠田さんの年代の方は更にそれが強かったと思いますが、そんなことを気にせずに生きてこられた篠田さん
すごい人です。
上記の考え方って何も人気限らず、犬との生活にも言えることですよね。
死生観で仰っていた、考えてもどうしょうもないことは考えないっという部分
犬の問題行動が気になる方は
よく、過去を振り返り
「あの時あれが原因ではないか」
「こうしてればよかったのではないか」
次に犬を飼う機会があれば、教訓としては有用ですが
今、飼っている犬に対しては過去のこと考えても仕方がありません。
これからどう対処していき、どうしていくか考えたほうが大いに有用です。
年齢についても、犬も同様
「もう何歳だからしつけなんて無理」っと諦めてらっしゃる方もいるでしょう。
でも、その反対に愛犬が10歳でもしつけを始める方が僕のクライアントさんでも数人いました。
この方達は篠田さんの考えがよく理解できるかと思います。
犬種にしても、「〜犬だから、よく吠える 落ち着きがない」等々
犬種だからと諦めてしまっている方もいるでしょう。
そんなの関係ないです。
世間の目がものすごく気になる方
息苦しさを感じている方は、一度篠田さんの本を読んでみるといいかもしれません。
今日の教訓
もっと自由に生きていきましょう。犬も人ももっと自由に!