こんにちは。Manahau Dogのきむらです。
先日こんな本を読みました。
センスは知識からはじまる。
正直、犬の扱いやトレーニングにもセンスがいい人と悪い人がいます(笑)
それはなんでだろうかと思っており、解明するヒントはあるだろうかと思い読んでみました。
本文の中にこんな一節がありました。
知識にもとづいて予測するのことが、センスだと考えている。
なるほど、知識と経験があればある程度、予測は付きますからね。
その場面、場面で過去と知識を引っ張り出し対応出来るのがセンスだということでしょうか。
トレーナーのトレーニングセンスもそのようなことが往々にしてありますね。
そして、トレーニングや犬の知識は医学と一緒で日進月歩。
研究者によって新しい犬の一面を明らかにされることも多い。それを取り入れ、リニューアル出来るかも鍵。
ただ、一般の飼い主さんにはこれが当てはまるかどうか?
あと、気になるこんな一節
センスの最大の敵は思い込みであり、主観性です。
思い込みと主観による情報をいくら集めても、センスはよくならない。
これは一般の飼い主さんにも言えることだと思います。
カンセリングなどにお伺いすると
「犬はこういう生き物だ」「犬は人間の考えは理解できる」とご自身の強い考えをもってる方もいらっしゃいます。
問題行動も
「犬は”こう思っているから”、そのような行動に出る」っと答えを出してしまっている方もいます。
”犬がこう思っているから”と言うのはあくまで、人間が考えた主観的な考え。
あくまで予想です。 思い込みです。
本でもこう言っています。
思い込みを捨てて客観情報を集めることこそ、センスを良くする大切な方法です。
行動修正を行う場合も、この客観的事実を見つめることが大切になってきます。
例えば犬に対して吠える子の行動修正には
犬という刺激が吠えという行動の引き金、トリガーになっており
吠えたという行動の後にどのような状況変化が起こっているかっという事実を見なくてはいけません。
犬→吠え→結果
よく人はその吠えという行動にある犬の心の中に答えを見出そうとします。
「怖くて吠えている」「遊びたいと思って吠えている」
しかし、行動修正を行う場合
犬が「怖い怖い」っと思っているか「このやろー」っと思っているかあまり関係ない。
関係ないと言っては言い過ぎですが
主観の域を出ない犬の気持ちを予測しても意味はないのです。
それよりも、トリガーとなっている「犬」という刺激をどう処理するか
その気になる行動により付随してくる結果をどう変えていくかが行動修正の鍵となる。
センスは生まれつきではなく、知識からはじまる。
少し納得出来ました。
センスを磨いて、犬との生活をより楽しくしていきましょう。
今日の教訓
センスは生まれつきではない。